雪道のつきぬけ方から
- 2014年01月17日 |
- バックナンバー |
【バックナンバー2013.1.17】
先の3連休の14日。
全国的に天気は荒れ、関東も雪に見舞われました。
「7センチでも大雪」を思い知ることに・・・
午前に湘南(神奈川県の太平洋側)に依頼があり、
車で向かっておりましたが、朝はスイスイ。
海に向かうほどに雪は増え、帰りはコンコンと
降りしきるなかでの走行です。
長野で慣れてるので、なんてことはないのですけれど、
ちょっとした坂でも登れない車があちこちに。
ある坂道で15分経って、1センチも進まないので、
車を降りて先をみたら、坂の途中で中年のおばちゃまがスリップで困り果てています。
坂の途中にある自宅マンションの目と鼻の先まで
こぎつけながら、ノーマルタイヤで凍った坂道でスリップ
駐車場にどうしても進めません。
男性3名に押してもらっても、
前に進まず、身動きがとれないまま立ち往生。
後続の車は詰まってくるし
焦りは募るばかり。
さて、こんな時どうしたらいいでしょう?
(雪国の方には簡単すぎますね。。)
運転を代わってみたら、
なんとミッション車です。
アクセルをどんなにふかしても、空回りして進みはしません。
押してもらっても、踏み方を工夫しない限り、
雪面をとらえるのは難しいのです。
こういう時は、真逆の発想で抜けられるんですね。
ジリジリジリっと、ウルトラスローで進むんです。
ほんと、ミリ単位でジワジワジワっと進むかのように。
せめぎあう競馬ゴールの超スロー再生のように
驚異的コマ送りで進むのです^^
意識は前に
でも前にのめりすぎてはいけない。
進んでいるのか、後退しているのか、よく分からなくなってもきます。
けれど、超スローによって雪面をきっちりととらえることができると、
道路と対話が始まり、相手はちゃんと応えてくれます。
空まわりしたら、雪たちにとっては、自分らを無視しして
自分の都合ばっかり考えやがってって、彼にはなんのチューニングも入りません。
絡みようがないわけです。
先へ先へと焦るばかりで自分の歯車だけがクルクルまわっている・・・・だけ。
そんなときは思考が解決した先の安住した未来にばかりいて
クルマと化した身体と一緒にはいていません。
1ミリでもたしかにとらえると
自然の摂理で必ず前進します
雪の面と接点がよく感じられなくなって、
浮ついてきたなっと思ったら、減速しよう。
これは冬に限らず
雨の日でも同じこと
スピードに慣れている普段の思考がスベり始めたら、
あたかも呼吸で思考をスロー化するかのようです。
すると・・・
ゆっくりゆっくり時間をかけて進んで行くうちに、感度が冴えてきて
「ここだ!」と思う場所で、一気に目的地に駆け抜けることができます。
かくして、痛快におばちゃまの愛車を駐車場に
届けられたのでした^^
もし、手を尽くしても進まないとき、
何かが空洞化してて、
工夫する余地が足元にないだろうか?
そもそもの出発点に最初から帰る必要が
出てくるのかもしれません。
時に、ウルトラスローで自らを最初から観察したり、
丁寧に丁寧に相手さんの状態を見極めていくことで、
望む突破口が開かれるなら、生活に瞑想が活用されていると思いましょう^^
今回は
美しい運転講座みたいになっちゃいました 笑笑
その後も、雪国のように雪はつもり
事故車やスリップ車を何台も目にしながら、
行きの時間の倍時間で帰ってきたのでした。
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