「いつまで抱いてんだよ!」


01

 

【バックナンバー2013.02.23】

 

ある地のある日、
師と弟子が歩いていました。

 

前日、大雨が降ったらしく
いつも渡る橋が決壊し、若い女性がひとり渡れずに困っていました。

 

その女性は美顔にしてとてもセクシー。
テレビでみる壇蜜さんではありませんか!

 

弟子はドキリとしました。

 

弟子は、どうすれば向こう岸に壇蜜さんを渡せるかと考えていました。

 

しかし、決まりでは女性に触れることは許されていません。

 

その時師は、ゆったりと荷物を弟子に預け、
壇蜜さんを抱きかかえ、川を歩いて渡りはじめました。
あわてて弟子は師のあとをバシャバシャと川に入ってついていきます。

 

3人は無事に川を渡り終え、
師は壇蜜さんをあとにします。

 

弟子はドキドキです!
「あ~メアド交換(赤外線orふるふる!?)しとくんだった!」

 
…じゃなくて(笑)

 

内語:(師は決まりを守らなかったのでは?
これは皆に報告すべきではないのか?)
おそるおそる師にきいてみます。

 

「女性に触れてはいけない決まりに触れたのではないでしょうか?」

 

師は答えました。
「おまえは、いつまで抱いてんだよっ!」

 
……………………………………………………
↑もちろんフィクションです☆
今日紹介したのは、決まり観念にこだわる煩悩。
戒禁取見(かいごんしゅけん)
登場した弟子は決まり観念にこだわるシンボル。
名付けてこころにいはるマストちゃんネバベキちゃん
からだは今ながら、あたまはグルグル〜。

 

師匠がサラリと次の目の前に集中するのに

弟子の頭は過去に停止したまま。

 

頭は整理しようとするからね。

師匠が困っている女性に手を差し伸べたまでで止めておけば、

こんなに葛藤は起こりません。

 

でも、世間体や、通念、決まりを優先しようとする感覚は

少なからず、私たちにも残っているのではないでしょうか?

 

ただ、今できる最高の選択に集中することを

師匠は身を呈して教えたように思います。

 

もし事実を仮に伝えたとして、

その時間はどれだけ要らない時間でしょう?

 

wpbanner01


こちらも合わせてお読みください

http://zen-ses.net/index1 2016年02月18日 ~ご感想より~
p_pc 2016年05月17日 1000人の講演会!
http://zen-ses.net/index1 2016年02月23日 いちごいちえの真実


曹洞宗一等教師。宗教学修士。国際メンターシップ協会認定メンター。人生という旅を禅の力でたなおろし、根こそぎ生き直す「つきぬけ禅」を普及しています。禅数秘学の師としても、博多、大阪、東京、仙台、名古屋を巡業中!

ピックアップ

463733_546589558713428_125033175_o 2016年02月26日
母なる本山
forfbp 2016年02月29日
初めての出雲大社
2014年02月02日
贈りもののあるじ
2014年02月01日
目前心後

Facebookページ

Twitter

2024年4月
« 5月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

カテゴリー

あなたのつきぬけ力に再会する10日間メール講座
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス

Facebookで最新情報を購読


このページのTOPへ