『19歳で大長老から教わった呼吸法』


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母の妹がスリランカ人と
結婚していることから、

スリランカ叔父の強い薦めで、
上京時分から
ウエサク祭という仏祭に顔を出していました。

ヴィーサーカ祭とも表記しますけれど、
誕生と、悟りと、涅槃(身体他界)を記念する日

日本では京都鞍馬寺のウエサク祭が
ひじょうによく知られています。

祭をとりしきるのは、
「アラカン」と呼ばれるミャンマーの長老

※アカラン=60歳前後の方
・・・じゃあござりません!!!

「菩薩」も含む
修行者の最高位です。

日本ではほとんど関西で暮らしていたことから、
彼の日本語は関西弁 笑

(突っ込みもうまかった)

一日一食(午前のみ)の戒律を厳格にまもり
オレンジ色の袈裟をまとって、当時80歳ながら、
オレンジジュースを飲む姿が可愛らしかったです。

当時最高に感動したのは
長老の記憶力がすさまじく
頭脳も明晰だったので、
その秘訣をきいてみたら

呼吸法にあることを教えてくれました。

“三拍子で呼吸するアルよ

「いち・に」 で 吸う
「さん」 で 吐く~

そのときに

いち・に と心で数えたら

【さん】で

「今していること」に意識をおくアルよ。

いち・に → グラスをもつ
いち・に → のむ
いち・に → グラスをコースターに置く

いち・に → 本を手に取る

いち・に → 本を読む
いち・に → 本を机に置く

▼この三拍子は一種のヴィパッサナー瞑想で
意識化していないことを意識化する だけです。

ゆったりと過ごせる時間のあるときに
最初は始めてみてください。
過密な時も落ち着いていられます ^^☆

行為と意識を一致させるだけなのですが、
得てして私たちは、瞬間瞬間、行為と意識とは
不一致になってしまいがち。

行為はたしかにしていも、
こころがここにあらずだと
何をしていてもうわの空


「あれどこいったっけ?」

「これどこやったっけ?」

忘れモノが増えてきたら
“不一致サイン”です^^

その癖が習慣となると
“とくに大切なこと”に関して

言ったことも忘れ、
言われたことも忘れ

目の前に人がいるのに
聴く姿勢がとれなかったり

いるのにいないようなフワフワ感覚が訪れると
主人公不在時間が増えて人生がさびしがります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
意識を行為の上に置いてあげる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

微細な違いを念入りに確かめる。
ちょこっと置いたモノに意識を配る。
やりとりすることばの意思を感じてみる。

などなどなど

ダダモレせずに、集中に包まれて
時間空間が、キュっと引き締まってくるのを感じたら、
丁寧に生きるって実感と思っていいんじゃないかな?


「直心是道場」 ~じきしんこれどうじょう~

まっすぐなこころをもってするなら
道場でないところはありません。

すなわち
そこがあなたの劇場なのです。

すきまにねじ込むように
器用に同時にいろいろこなすもいいけれど

淡々とひとつをおえてから、
またひとつを終えていく

あなたがもし、
時間の身になったとしたら、
どんなふうに時を刻んだら
あなたの時間は喜ぶでしょうね?


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曹洞宗一等教師。宗教学修士。国際メンターシップ協会認定メンター。人生という旅を禅の力でたなおろし、根こそぎ生き直す「つきぬけ禅」を普及しています。禅数秘学の師としても、博多、大阪、東京、仙台、名古屋を巡業中!

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