源氏物語にあらわれる“くつろぎ”メッセージ
- 2016年03月15日 |
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瞑想系のメッセージには、
“くつろぎ” という言葉がよく出てきます。
“ 寛 ” = くつろぐの原意は、
家のなかで、こころをコロコロ転がして
まどかにしていくこと。
お鍋のなかの
スープをゆっくりかき回すかのように、
日頃の想いや感情をゆったり溶け込ませます。
さまざまな材料や調味料を入れても
やがて調和してとけあっていくように、
角ばっているものも、おさまるところにおさまります。
こころの軌跡に置き換えるなら、
「こう」と思ってきたものほど、
かたくなに固めず、柔軟に動くようになると
自ずと人生の味わいも、ひろがったり深くなっていくもの^^
単に、
身心を休ませるだけではありません。
くつろぎは、
『源氏物語』にも登場するほどの
古語だけれど、ゆるりと過ごすなかで
余裕が生まれたり、
落ち着けてふりかえってみたり、
許しを与えると、
あなた自身と密になれてゆく(笑顔が深くなりマスね)
分裂していると思えた断片が、じっくりつながりはじめ
無理なく味(意味)が養われ、今まで見えなかった生きる輝きに照らされてきます。
性分上、ほどよく
過密に過ごすのは好きだけれど、
「百腑落ちする」豊かさに出会うには、
くつろぎからの答えを待つことなのかもしれません。
「くつろぐかーっ」といって、
休んだり、遊んでばっかりいるとのは異なりますけどね 笑笑)
緊張やタイトを「続けないこと」を
許してあげましょう^^
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