「イエス」しかいない永平寺


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このブログを読んでいただいているのは、
9割が女性のため、

永平寺のことば使い
そのまま書くと、、、

 

 

とくにテキストでは

「こわすぎ」なので ( ̄∇ ̄+)

多少(だいぶ)デフォルメって書きますが、
ある程度のリアリティも伝えます。微妙ダ。。。)

((「そのまま読みたい」という方もいるんだろうな))

ま、それは講座で^^

永平寺に入る前日は、
すぐ近くにあるお寺で

「明日永平寺に入るための準備」のため
1泊します。

「○月○日に来るように!」

と事前にお達しが来るんです。

で、福井県の永平寺町にいきますと、

到着した順に

「番号で」呼ばれます。

病院や銀行の整理券のように
「○○番をおもちの○○さーん」でなく

「番号」だけです。

私は、父母と優雅にランチをしてから
(気持ちは最後の晩餐でしたけど(-_-)

夕方について8番目
受け入れは1日10人なので、最後から3番目です。

だから、

 

寺澤さんとは呼ばれずに

「8番」と呼ばれました。

えぇ、人間感ないですよ。

最初から、

ド高圧的な古参連中に囲まれます。


「永平寺にあがるのは一生に一度だからな、
身なりをしっかりととのえるのように、

1回だけ教えるから集中してきけ!」

(むりだっつーの)←言おうもんなら、

鉄拳飛んできそうな空気感ヒェー!

一度、(ほぼぜんぶ)脱ぐことになり、
着物や衣の着方を指使いから教わり、

やっと着られたと思うと

すぐさま

今度はまたぜんぶ脱いで
(脱ぎ方も教わりますってば!)

「たたみかたを1回だけ教える」と ドクロ

アっという間に夜は更け、
怒鳴られっぱなしで泣き出す者もいました。

「おせーんだよ2番!」

「はやくしろ4番!」

「帰るか6番?」

「おつむ弱いぞ9番!」

同じ日に

あがったものはみな

おそらく人生で初めて
番号だけで呼ばれて、

シャバの肩書まるごと身ぐるみ脱がされました。

なかには、愛知県の小学校の校長先生が、
定年退職されたあと、修行にみえていましたが、
扱いは同じです。

どう思いますか?^^

翌日
永平寺にあがると

番号でなく

きちんと名前を呼んでもらえたことに、
私は涙が出そうになった記憶があります。

人間扱いされたとね。

そのあと

「言っていいことば」が2つ与えられます。

「はい」  と 「いいえ」

しかも、大声で言わないと

「きこえね」

 

 

 

 

で終わり、言い続けることに。

「やる気あんのか?」

「はい!」

「お前、いらねーから帰れ!」

「いいえ!」

お気づきのように

「いいえ」も 意味は、

 

 

 

「はい」なんですよね。

「いいえ」を言わせて、やる気を起こさせ励ましてる。

「死にたい?」ときかれたら

 

 

「生きたい」というように

ただし、

「あ、でも~」

「じつを言いますと~」

一言でも、言い訳をしようものなら、
その瞬間に、古参の耳は閉じられ

「ムダな言葉はここでは
しゃべらなくていい。

相手の時間を大切にしなさい。
最初の「あ」もいらない。」

この教育は、徹底されているので
わたしも<言い訳系言語>には鋭敏ですよ。

しばらく弁明もしてないです。
めんどくさくて 笑

めっちゃ、コーチャブルでしょう?

「やるか」か「やらないか」でなく。

「やる」だけ。

つまりは、「イエス」のみなんです。

最初は、意味も分からず決まりが窮屈で仕方なかったけれど、
そう思うのさえ、小さな我だと感じられてくるのです。

自分の都合を叡智の前ですべてそぎおとしたところに
ゆずれない自分のコアがあらわれるのです。

800年連綿と続く生活の知恵の前に
誰もがみな、おそれおののきながらも、時に反発したくなっても、
智恵の母にだかれながら、やっと人にかえっていくんです。

永平寺をおりるとき、

さんざん、叱り続けてきた古参たちは

総出で見送りにきてくれました。

やさしい微笑みを浮かべながらね。

そう、みな
泣きながらシャバに旅立つのです。

そして、
それぞれの地域を道場としていくのです。

だから、今日もここでこうして
出逢ってくれてありがとう!

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曹洞宗一等教師。宗教学修士。国際メンターシップ協会認定メンター。人生という旅を禅の力でたなおろし、根こそぎ生き直す「つきぬけ禅」を普及しています。禅数秘学の師としても、博多、大阪、東京、仙台、名古屋を巡業中!

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